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2012年01月08日

棟梁 梁(はり)を求めて旅に出る。

おはようございます。

木下工務店棟梁の娘、りつ子です。

さて、今日は昨年末に棟梁が梁(はり)を求めて、
旅に出たエピソードをお伝えします。

昨日のブログ
ご紹介しました、純和風木造住宅造り始まりました。

とその前に、木材を準備する必要があります!

まずは、
杉(すぎ)・・・揃いました!
檜(ひのき)・・・揃いました!
松(まつ)・・・梁(はり)として使えるようないい物が見つからない!!ピンチです!
      
松は、伝統的な純和風木造住宅では、梁(はり)に使われます。


梁(はり)は、
・家に住む人、家具、床などの重さを支え、柱に重みや振動を伝える役割があり、
 構造上でとても重要なものです。

↓赤線部分が梁。










そこで棟梁は、松を求めて旅に出ることになりました。
(まさに、映画「火天の城」状態(笑)です)

四国に松があると聞けば、飛行機でブーーーーンと小一時間。
「いいものがなかった・・・」とボヤキ。

九州内に松発見!の一報が入れば、車に乗ってブーーーーンと行き。
「反りが足りない・・・」となげき。

そんなこんなで2週間、

「いいのがあったぞ!松が来るけん工場を整理しとけ!」
と3代目の兄に吉報が入りました!


お弟子くんも、兄もほっと一安心。

一週間後、20tトラックで「松」の登場!



一部しか写真とってなくて。。。すいません。

さて、これから松を綺麗にしていく作業をしてから、
墨付けに入っていきます。

また、続きをアップします。

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木が香る家つくり専門店~純和風木造住宅・数奇屋・土壁・漆喰~

福岡の風土に合う、
孫の世代までともに「生きる家造り」を行っております。

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有限会社木下工務店
福岡市西区今津1634
092-806-1804(工場)
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お家のトラブル・相談などお気軽にご連絡下さい。
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お見積もりの依頼は、お休み・時間外でもお伺いいたします。
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2012年01月07日

施主さんとの出会い~作業開始まで

約2年前、ご自宅の建替えを希望されており、
純和風の木造住宅が以前からお好きな方で、
大きな梁(はり)で大きな材料を使った伝統的な
日本の風土に合った家に住みたいと希望されておりました。

あちこち探されたようですが、手彫りで釘やボルトを使いたくないなど
かなりこだわりのある家なので、ご苦労されていたようです。

以前、弊社でご自宅を建てさせていただいた方の
ご紹介でのご縁になりました。

施主さんも純和風木造住宅が本当にお好きで
知識も多く、材料やつくり方、大工の技術に
ついて熱心に棟梁と話をされていました。


間取りは、奥様、息子様と一緒に3ヶ月にわたり検討頂き、
高齢になられた場合のこと中心に、広い家でも日常の生活は
コンパクトに収まるように設計。

生活スタイルを伺い、ベットの配置やTVの場所、
今までの生活で不便だった勝手口を導線に合わせて配置、
衣類や普段使わないものを置ける大きな収納スペース
を確保した間取りに仕上がりました。


そして、ここから重厚感のある純和風木造住宅が作りが始まりました。

今回の家作りの施主様のこだわりは・・・

・伝統を感じ風格ある和風住宅。
 
・大きな自然国産木材

・大工の手彫りでの家作り


今から、約半年をかけ家作りを行っていきます!

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木が香る家つくり専門店~純和風木造住宅・数奇屋・土壁・漆喰~

福岡の風土に合う、
孫の世代までともに「生きる家造り」を行っております。

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2012年01月06日

仕事初めです!

本日から木下工務店は仕事初めです♪


新年から、墨付け(材料を加工する前に、大工が造作材などに印を付ける作業)です。
いよいよ手彫りの純和風木造住宅つくりが始まります!

棟梁もやる気満タンでしゃべらなくなります・・。
そして、考えて声をかけないと娘は「邪魔だ!」と怒られちゃいます!
しかし、楽しみです!

一本一本の木の特徴を見ながら、木の節のどこを見せて、
どこに切り込みを入れるか。

考えながら墨付けをしている棟梁の姿は、
我が父ながら、尊敬します。


墨付けまでの道のりも長いものでした。
梁(はり)になる松の木探しで、
棟梁は旅に出たり・・・


昨年末から色んなことがありました!
その内容もお伝えしていきますね。

家つくりは奥深い。
というか・・すごい。
そう実感しながら始まった2012年です!